保育職から事務職への転職を考えている人は意外と多いです。
あなたは、どんな理由で事務に転職しようと考えていますか?
「未経験で事務に転職できるのは年齢的にも今しかないと思ったから」
「年を取ると未経験で転職するのはもっと厳しくなると感じ退職」
「今までずっと保育士をしてきたが、体調を崩し転職を考えている」
「保育の仕事は好きだけど、人間関係で疲れたから楽そうな事務職に転職したい」
「結婚を機に保育士を退職。腰を据えて働きたいと思い事務を希望している」
さまざまな理由があると思います。
この記事では、「未経験で事務に転職する際に知っておきたいこと」について書いています。
事務と言ってもたくさんの種類がある
一言で『事務』と言っても複数の種類があるのをご存じですか?
一般事務、営業事務、経理事務、総務事務などなど事務と言ってもたくさんの分野があります。
未経験でもOKとしている求人としては一般事務や営業事務が多いと思います。
仕事内容が営業事務であっても「一般事務」として求人を出しているところもあるので、求人内容はしっかり見ておく方がいいです。
未経験から事務職への転職が難しいと言われる4つの理由
事務の仕事自体は『慣れてしまえば』難しくない内容のものが多いです。
ですが正社員での転職を考えている場合は、採用されることが一番難しいかもしれません。
理由① 採用人数に対して応募者が多い
事務職は人気の職種の為、いい会社や労働条件である場合は競争になります。
応募者が多いということは、それだけ比べられてしまうということ。
実務経験者や年齢、学歴などさまざまな部分で比べられてしまいます。
書類選考を行っている企業がほとんどなので、提出書類はしっかりと作っておくと面接に進む確率が高くなります。
理由② 未経験の場合、年齢は若ければ若いほど有利
求人に年齢制限を設けている企業があります。
制限となる年齢は企業によって様々ですが、女性の場合は結婚、出産ですぐ辞められても困るので少しでも長く働いてくれそうな若い人を希望する企業が多い印象です。
未経験の場合は経験でアピール出来ない分、他の部分はシビアに見られていると考えていいでしょう。
経験者であれば年齢はあまり関係ないかもしれませんね。
理由③ 正社員の求人が少ない
正社員で事務職につきたいと考えている人は、より転職が難しいかもしれません。
なぜなら、正社員でなくても代わりがつとまる職種だからです。
代わりとなる雇用形態は派遣や契約社員、パートなど様々です。
特にハローワークなどで求人を探してみると、この傾向が多いです。
理由④ 企業が経験者を求めている
基本的に事務職は会社の売上を作っていく職種ではありません。
そのため、事務のために人件費を割くという企業は少なくなってきています。
中途採用の場合、即戦力を求めていることがほとんどです。
経験者であれば、事務がどんなものかをある程度知っているので企業側であれこれと指導する必要がありません。
経験者を採用すると企業としては手がかからず楽なのでしょう。
事務職に向いている人・向いてない人
保育職をされている方は、責任感が強かったり、正義感が強かったり、心が優しい方が多いと思います。
そのなかでも、向いている人を向いていない人をそれぞれ見ていきましょう。
事務職に向いていない人
電話応対が苦手な人
電話での応対が苦手な人は、事務向きではないかもしれません。
「電話のコール音が嫌」「電話相手の言葉がうまく聞き取れない」、電話に対して苦手意識がある場合は転職できたとしても仕事自体が辛くなってしまいます。
それでも事務を希望する場合はなるべく電話応対が少ない、窓口業務など対面の仕事が多い会社がいいでしょう。
自分のペースで仕事したい人
電話が鳴ると応対する必要がある為、仕事に集中していても取らなくてはいけません。
事務員の人数が多ければその分分散されますが、人数がすくなければ電話応対は新人に任せる会社も多いです。
電話のタイミングは先方の都合ですので、「仕事に集中したい」「自分のペースで仕事したい」という人は向いていないと言えます。
指示された内容の意味、流れ、全体像を把握したい人
作業の一つひとつに「なぜ?」「どうして?」の疑問を持たないことが重要です。
把握してからであれば対応できる幅は広がりますが、作業のスピード感が落ちてしまいます。
パソコンの前にずっといるのが苦手な人
一日中パソコンを使う仕事なので、基本的にずっと座っていることになります。
自分の席から見える景色もほとんど変わることはありません。
子どもたちのコロコロと変わる表情や園庭や公園での外遊びなど、今までは視覚的な刺激がありましたが、事務職ではたまの外勤くらいしか刺激がなくなります。
事務職志望で身体を動かすのが好きな人は、ジムに行ったり散歩したりするなど日頃から心掛けることをおすすめします。
事務職に向いている人
言われたことをそのままやれる
書類作成や整理などを頼まれることが多いですが、そこであまり疑問に持たない人の方が事務に向いているでしょう。
アレコレ気を使って作業が遅くなる人よりも、言われたことをそのまま出来る人の方が評価される傾向があります。
顔が見えない相手とのやり取りが好み
窓口での対応が多い会社の場合は別ですが、電話応対がメインになる会社の場合は一日の仕事時間はほぼ電話とお友達になります。
表情が見えないコミュニケーションの分、声が大事になります。
声だけでは相手の気持ちが良くわからないことが多いので、対応には注意が必要となります。
コミュニケーションの部分は、保護者との応対で身についている部分だと思いますのでそこまで気にする必要ないかもしれません。
電話に対して苦手意識がない人
電話に対して苦手意識を持っていない人は事務向きです。
事務は電話の前に座っていることがほとんどなので、電話に対して苦手意識がないのは仕事をする上で重要な基準になりますよ。
臨機応変に対応で出来る人
上司から聞かされていないイレギュラーなことが起こったりします。
急ぎの仕事であれば早急に対応する必要が出てくるので、臨機応変に対応できる人は活躍できる機会がたくさんありそうです。
保育の現場に比べると、想定外のことは少ないので保育士や幼稚園教諭経験者であれば問題ないと思います。
求人を選ぶ時のポイント
こちらの体験談にもありますが、事務で採用されたのに事務ではない仕事をしているという人がいます。
未経験だからこそ、しっかりと求人を見ることが大事!
ハローワーク求人は会社からの求人情報をそのまま載せています。
採用担当者が適当な方だったりよくわかっていない場合だと、求人に書かれてある業務内容が抽象的すぎて実際に働いてみると「違う!」ということがあったりするので要注意です。
そのため、転職サイトで求人を探すのがオススメです。
まずはリクナビネクストで求人を探してみましょう。
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自己PRに使う事も出来るくらいの精度なので、受けておいて損はありませんよ。
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さいごに
未経験であっても事務職に転職することは出来ます。
「絶対に事務職に転職したい!」という場合は、今のうちから求人を探したり、パソコン関係の資格を取っておくとスムーズに転職活動を進めることができますよ。
未経験での転職は、若いうちが比較的有利です。
今この瞬間が一番若い時なので、すぐに行動することが転職を失敗しないカギになります!
将来の自分のために今から行動していきましょう。
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