人間関係

幼稚園教諭に忍びよる恐怖のいじめ実態|適切な対処法と相談窓口

「小さい頃からの夢だった幼稚園の先生になって働き出したけど、思い描いていた理想と現実があまりに違う…。」

理想と実際の現場との違いに戸惑う先生は多いです。

「覚える事だらけの仕事、慣れない園での生活で気力と体力がすり減り、毎日いっぱいいっぱい…。」

可愛い子供たちを相手にすると「先生になってよかった」と思えるけど、

「先輩が怖い…」

「なんか私一人に対してだけ厳しい…?」と人間関係に悩む先生も多くいます。

先輩には
「ねえ、やる気あんの?」

「説明したんだから言われる前にやって?」

「何で質問しないの?」などと厳しい言葉をかけられることもあります。

新人が将来困らないようにしっかりと指導している先輩も中にはいますが、「指導すること」と「いじめること」は違いますよね。

この記事では、
・幼稚園であったいじめの体験談
・いじめへの対処法
・いじめにあったときに駆け込める相談窓口
を紹介しています。

いじめは、一人で抱え込み無理すると心の病気になってしまいます。

病気にならないためにも「ツライ」と感じた時は、一人で抱え込まず相談してほしいです。

幼稚園教諭同士のいじめ、関係者からの嫌がらせの体験談

いじめをしてきたのは指導係の先輩でした

新卒1年目 Sさん
新卒1年目 Sさん

1年目で分からないことも多く、指導係の先輩に聞いても「自分で考えなさい」と言われていました。

「最初からなんでも教えると、自分で考えなくなるから」と。

最初は「確かにそうかも!」と思い、わからないながらも考えを出して必死に働いていました。

完璧に出来るわけもなくミスもたくさんしましたが、助けてくださる優しい先輩もいたので何とか働くことが出来ていました。

指導係の先輩とは年少クラスを運営していたのですが。ほぼ毎日お叱りを受けていました。

お叱りがあるときは必ず教室のドアは必ず閉め、他の先生たちには話を聞かれないようにしていました。

叱られる内容は仕事に対するお叱りではなく、私の人間性を否定するようなしかり方がほとんどでした。

うつに近い状態まで精神的に落ち込んでしまい、退職することにしました。

先生たちからの無視

新卒2年目 L・Tさん
新卒2年目 L・Tさん

私には同期がいなかったため後輩とは仲良くしたいと思っていました。

後輩も職場に慣れてきて少しずつコミュニケーションが取れ始めたとき、とある先輩(5年目)が後輩を誘ってご飯に行くようになり始めました。

しばらくして、先輩は職員室で後輩と他の先生たちをご飯に誘っているのを見ました。

他の先生が「○○先生(私)は誘わないの?」と聞いていましたが、先輩は「○○先生(私)はいいの。無視無視」と言っていたんです。

その時私は悪いことをしたわけではないのに、怖くなってロッカーの陰に隠れてしまいました。

先輩は私がいてもいないかのような態度を取り始め、まわりの先生たちも私に関わらないようになっていきました。

その状況が1か月くらい続き、耐えられずに退職を決意しました。

何でも知りたがる神経質な保護者

新卒2年目 Aさん
新卒2年目 Aさん

一人っ子の保護者だったんですが、ものすごく細かい人でした。

その保護者は、子どもが小さな怪我をひとつ作っただけですぐに園へ電話を掛けてきました。

私が詳しく答えられないとわかると、すぐ「園長を出せ」と言ってきます。

そのほかにも、園給食で出される食材は全て知りたいようで事前に細かく伝えなければなりませんでした。

その子にアレルギーがあるわけではありません。

個人懇談では子どものことから家族内の事情まで約2時間ずっと話し続けます。

この保護者の話を先輩や園長に相談しても「私に聞かないで。担任はあなたなんだから自分で考えなさい」と突き放されました。

一人でどうにもできなかったので相談したのですが…。

もし今、あなたが「ツライ」と感じているならそれは「いじめ」


体験談を見て「私っていじめられていた?」と思った人もいるのではないでしょうか。

いじめの問題を解決するためには、あなた自身が「自分はいじめを受けている」と自覚することが大切なんです。

先輩からきつく当たられることを、
「ちゃんとできていない自分が悪いから」と原因を自分のせいにしたり、「未熟な自分のために教えてくれている」と正当化してしまったりしている人が多いです。

あなたは自分のせいにしたりしていませんか?
きっと仕事に対して真面目で素直な方なんだと思います。

もし、今「辛い」と感じているなら一度「自分は今、辛いと感じている」と受け入れてみましょう。

あなたが自覚しないことには、今の自分の状況をいい方向に変えることができないからです

「いじめ」はあなた一人の力ではなくすことは難しい現象です。

あなたが助けを求めなければ周りは気づいてすらいないかもしれません。

一人きりで悩んで孤独になり、ツライ思いをしないためにもあなた自身の気持ちを素直に認めましょう。

もし今、あなたが「ツライ」と感じていて生活にも支障が出ているならそれは「いじめ」です。

いじめへの対処法


いじめに対しての具体的な対処法をご紹介します。

これっていじめかも?記録はきちんと残しておこう

記録しておくといざという時に証拠として役に立ちます。
悔しい思いをしないためにもしっかりと残しておきましょう。

記録すること

・日付(○月○日)、曜日
・時間(〇時頃)
・場所(○○組の教室、トイレなど)
・誰に言われたのか(○○先輩、同期の○○、○○園長先生)
・何を言われたのか
・その場にいた人は誰か(同じ空間にいた人)

なるべく細かく記録しておきましょう。

その他のポイント

タイムカードがあればコピーしておいて残業や早出などの記録を手元においておくといいでしょう。

教室などに呼び出されたなどあきらかに何かを言って来そうな場合は録音しておくのもいいです。

状況が詳細にわかるので、録音できそうであればやっておくに越したことはありませんよ。

幼稚園教諭の相談窓口!一人で抱え込まず周りに頼ろう


「身近な人には知られたくない」

「家族に心配をかけたくない」

「頼れる人がまわりにいない」

そんなあなたは外部の機関に頼ってみましょう。

親しい人と違いアドバイスではなく、じっくりと話を聞いてくれますよ。

こころの耳に相談する

厚生労働省の委託事業として一般社団法人日本産業カウンセラー協会が運営している、働く人のためのサイトです。

仕事上での悩みや精神的な不調などの相談ができるんです。

電話相談とメール相談が出来るので、あなたの相談しやすい方法で相談してみましょう。

サイト内では「職場のストレスチェック」もできます。

5分ほどで出来るので相談は気が引けるという人は、時間のあるときにチェックしてみてくださいね。

こころの耳相談ページへ行く

総合労働相談コーナーに相談する

こちらも厚生労働省のホームページです。

いじめ、嫌がらせ、パワハラなどのあらゆる分野の労働問題を対象としています。

専門の相談員が直接の面談や電話で話を聞いてくれるんです。

全国に拠点があるので、直接会って話したい方はホームページの下部にある都道府県名からお住いの地域のページに行ってくださいね。

総合労働相談コーナーで相談する

法テラスに相談する

法テラスは国が設立した法的なトラブル解決の総合案内所です。

相談すると、法律の専門家が無料で相談に乗ってくれ、あなたに合った窓口へとつないでくれます。

『法律の専門家』と聞いてしり込みしてしまうかもしれませんが、あなたが相談することで手を差し伸べてくれる人がいます。

ぜひ頼ってみましょう。

法テラスで相談する

心療内科に行ってみる

「寝つきが悪く夜眠れない」
「食事がのどを通らない」
「いつも朝からゆううつで子供を前にしても笑顔になれない」

という場合は、心の病気にかかっている可能性があります。

心療内科を受診することは悪いことではありません。

受診することで、あなたが抱えている悩みをしっかりと聞いてもらえます。

状態によっては薬が処方されたり診断書をもらったりすることができるので、医師が良い方向に調整してくれることでしょう。

悩みを聞いてもらえるだけでも気持ちが軽くなると思います。

身近な人に頼ろう


「外部の機関に相談するのは気が引ける」という人は、身近な信頼できる人に相談してみましょう。

家族・友人

身近にいて話を聞いてくれる人たちはあなたを一番理解してくれる人たちです。

相談することであなた1人では気づかなかった対処法を知ることが出来るかもしれません。

ただ共感してもらえるだけでも心が軽くなるでしょう。

人に相談しにくい悩みは、まずはじめに家族や信頼している友人に相談してみましょう。

信頼できる上司

職場内のいじめは管理職である上司が対処すべき問題です。

上司が信頼できる人である場合は相談してみるのも一つの方法です。

あなたの話を聞いてくれる上司かどうかを見極めてから相談するようにしましょう。

さいごに

いじめで悩んでいる場合、1人でツライ気持ちを抱え込むのはやめましょう。

誰かに打ち明けることでこころが軽くなりますし、周りの人から手助けしてもらうことが出来ます。

辛いことが続くと周りの人が全て敵のように見えてしまうかもしれませんが、あなたが声を上げることで周りもフォローしやすくなります。

一人で立ち向かう必要はありません。
周りにもっと頼って甘えてください。

あなたの周りには、あなたを放っておけない人がたくさんいますよ。