就職や転職、免許の更新や園の形態が変わることで資格の確認が必要になるなど、節目で必要になるのが免許状です。
普段使うことがないため、取得してから大切に保管している方も多いのではないでしょうか。
「引っ越しの際にどこかに行ってしまった」
「しまいすぎてどこにあるのかわからなくなってしまった」
「免許状が破れてしまった」
この記事では、幼稚園教諭免許状の再発行の手順をお伝えしています。
必要書類や費用についても触れていますので手続きの際にはぜひ参考にしてくださいね。
幼稚園教諭免許状の再発行ってどこに申請するの?
申請する先は『各都道府県の教育委員会』です。
具体的には『免許状を発行した教育委員会』へ申請する必要があります。
(例:『東京都教育委員会』から発行されている免許状であれば、申請先は『東京都教育委員会』)
学校で一括して手続きをしている場合は学校のある都道府県になっている場合が多いです。
都道府県が全く分からないという場合は、卒業した学校へ問い合わせてみましょう。
もしあなたが個人で免許の登録をしていれば、その時に住んでいた地域の教育委員会から発行されている可能性がありますので問い合わせてみてくださいね。
幼稚園教諭免許状の再発行(再交付)の手続きについて
具体的な流れや細かな手順は各都道府県によって異なります。
ここでは一例として、東京都と大阪府2つの手続き方法をお伝えします。
詳しく知りたい場合は、あなたの免許が該当している各教育委員会で確認してみましょう。
【教員免許 再発行 ○○(都道府県名)】で検索するとHPで詳しく公開しているところもあります。
ぜひ調べてみてくださいね。
免許状を再発行するとき(例:東京都教育委員会の場合)
再交付を希望する場合、まずフローチャートに沿って質問に答えていきます。
出典:東京都教育員会HP 教員免許の再交付申請
再交付理由は下記に該当していれば可能です。
①本籍地等の誤記載
②破損又は汚損(免許状が一部でも残っている場合)
③り災や盗難による紛失(り災証明書や盗難届が受理された証明が必要です)
※り災・東南以外の盗難の場合は再交付できません
紛失については条件があるようですね。
再交付については個別での問い合わせが必要なので、東京都教育員会HPの問い合わせ先にメールしてみましょう。
免許状を再発行するとき(例:大阪府教育委員会の場合)
手続き方法は3種類
- 窓口での申請
- インターネットからの申請
- 郵送による申請
わざわざ窓口に行かなくてもいいのはありがたいですね。
必要書類は5種類
①教育職員免許状再交付願
②理由書(再交付を必要とする理由)
③破損・汚損の場合は、破損・汚損した免許状
④手数料として、免許状1枚につき1,300 円分
⑤申請者本人の住所が書かれた返信用封筒(角形2号。A4判が入る大きさのもの)
出典:大阪府教育委員会HP(教員免許状関係手続)
添付書類に漏れがあると、返送されたり、もう一度書類を送ったり、余計な時間がかかります。しっかりと確認してから申請しましょうね。
必要書類は大阪府教育委員会のHPでダウンロードができます。
申請してから手元に届くまでの期間は?
再交付された免許状は、申請から約2か月後を目安に届けられます。
時期によって変わりますので、必要になりそうな場合はあらかじめ申請しておくのがいいですよ。
特に教員免許関係の申請件数が多い3月は、上記の2か月よりもさらに1か月程度多くかかるので注意が必要です。
再発行と書き換え(氏名変更や本籍地変更など)を同時に行う場合
再発行が必要な書類に加えて、
教育職員免許状書換願
戸籍抄本又は戸籍謄本(証明日から6か月以内のもの)
が別途必要になります。
手数料も変更になり高くなるので注意してください。
再発行(再交付)と書き換えを同時に行う場合の書式も、大阪府教育委員会HPでダウンロードができますよ。
手元に届くまでの期間は再発行と同様、申請から約2か月後が目安。
申請件数が多い3月は、上記の2か月よりもさらに1か月程度多くかかるので注意が必要です。
さいごに
各都道府県の教育委員会によって方法や手順に差があるので、心配事がある場合は問い合わせするのが一番確実です。
インターネットで申請が出来る都道府県にお住いの方は、ネット上で申請する方が24時間申請できて窓口に行く手間もかからないのでおすすめですよ。
免許状はあなたの資格を証明してくれる大切な証書です。
何かあった場合はなるべく早く対処しておきましょう。