幼稚園教諭の転職

幼稚園教諭がうつで休職したあと退職した体験談|私から笑顔が消えた日

あなたは今仕事をしていてツライと感じることはありますか?

あなたの責任感が強い場合、もしかしたらツライという気持ちを押し殺して感じないようにしているかもしれませんね。

  • 何もないのに涙が出てくる、涙が止まらない
  • 出勤前、吐きそうな感覚がある(吐いている)
  • 仕事のことを考えてしまって全く眠れない
  • なぜかイライラしてしまう
  • 子どもがかわいいと思えなくなってきた
  • 最近うまく笑えなくなってきた気がする

つらいと感じていなくても、自分で自分を精神的に追い込んでしまっていることもあります。

この記事は、友人Nのうつになってから退職するまでの体験談です。

同じように苦しんでいる方がいるなら、「悩んでいるのはあなただけではないから安心してほしい」「辞めることは逃げではない」という事を知ってほしいと思っています。

幼稚園教諭がうつで休職した話

まず最初に、一個人の体験談という事をふまえて読んでいただけると幸いです。

同じように苦しんでいて私の話で楽になれる方がいたら参考にしていただければと思います。

私は結果的には、退職という形になりましたが「もっと早く辞めればよかった」と後悔しています。

今悩んでいるあなたには『私のように後悔してほしくない』と思って書いています。

本当に辞めるかはあなたの判断になりますが、私のように限界を迎える前に「あなたには辞めるという選択が出来る」ことを知ってほしいです。

自分のことは自分でしか守ることができません。

私のようにならないよう、自分のことを大切にしてほしいと思います。

何とか走り抜けた幼稚園教諭1年目

幼稚園の先生になりたいと思ったのが中学生の頃。

職業体験で子供たちに慕われている先生を見て素敵だなと思ったのが始まりでした。

もともと子供が好きで、絵や歌も得意だったので自分の得意が活かせる職業に出会えたと衝撃を受けた記憶があります。

ずっとなりたかった幼稚園の先生になることが出来て最初のころは希望で満ちあふれていました。

幼稚園教諭1年目は、ひたすら走り続けた感覚で振り返るとあっという間でした。

担任を任されたこともあり、ただがむしゃらに仕事をこなしていたように思います。

先輩方にきつく当たられたこともありましたが、仕事への糧にしようと必死になっていました。

色々な事に限界を感じた幼稚園教諭2年目

2年目になると1年目よりも仕事の動きがわかるので、日々の仕事についてはとりあえず出来ていました。

その代わり、気づかないふりをしていたことがだんだん気になってくるようになってしまったのです。

保護者や園長の表向きはニコニコしている先輩が、裏では悪口や愚痴ばっかり言っている

接する人によって態度を変えている先生がいる

「子どもたちのため」と言いながら、とある先生の自己満足を満たす為の保育になっている

子どもたちを教育する側の人間が教育者としてそぐわないことをしている(悪口や陰口など)

など、細かい違和感に気づいてしまうようになりました。

そんな先輩の姿を見ることで将来の自分がどうなってしまうのかを何となく想像できてしまったことで、今の園で働き続けることに疑問を感じてしまったんです。

私の下に後輩が入ってこなかったことも要因の一つだったかもしれません。

残業が早く終わっても先輩よりも早く帰れなかったり(後輩は必ず先輩の仕事を手伝う決まり)、電話や雑用は基本的に新人の仕事(昔は先輩たちもやっていたようですが完全に新人の仕事)になっていたり…。

一度気づいてしまうと答えのない迷路に入り込んでしまったように、仕事が休みの時も常にぐるぐる考えてしまうようになりました。

まだ2年目だったこともあり私の中に「辞める」という選択肢はありませんでした。

「せっかく念願の幼稚園の先生になったのに辞めるの?それでいいの?」

「子供たちを見捨てる気?無責任だ」

「残された子供たちは誰がみるの?」

「辞めたら子供だけでなく他の先生たち、保護者の方にも迷惑をかけてしまう…」

「2年目で辞めるなんて忍耐力がなさすぎる」

「3年も働いてないんだから次の就職先が見つからないかもしれない」

「辞めようとしても急に辞められる仕事じゃない。みんなに迷惑がかかる」

一番大事な子どもたちのことを考えると、働き続けるしかないと当時は思っていました。

今思い返してみると周りを気にするあまり、完全に自分を置いてきぼりにしていたんです。

仕事に対して憂鬱に思う日がだんだんと増えていき、日常生活に支障をきたすようになっていきました。

食欲が出なくてご飯を食べなかったり、夜寝ようと思っても全く眠れず常に睡眠不足だったり、出勤前に吐き気を感じることや家にいても何をするにもおっくうでやる気も起きない状態が続き自分でも何か変だなと自覚するようになりました。

突然涙が出てきてとまらなくて自分でもなんで泣いてるのかわからずトイレにこもったり、耳が聞こえづらくなることもあったりしました。

その当時私の異変に気付いたのは母親。

「あなたを見ている私がツライ。一緒についていくから一度病院に行ってみてほしい」と何度もお願いされました。

病院に行くほどじゃないし、私病院に頼るほどおかしくなってないと思っていたのですがしつこく言ってきたので母親を安心させるために病院に行くと衝撃的なことを言われたんです。

診断結果と休職。そして園長の反応

母親に心療内科に連れていかれ、結果はうつと言われました。

先生からは診断書を書くから休職して一度休んだ方がいいと言われ休職することに。

休職したのは12月。申し訳ないと思いながら休むことにしました。

休職してからは1週間に1度園長から様子を報告してほしいと連絡が来ていました。

子どもたちを始め、みんなに迷惑をかけている申し訳なさから報告するタイミングで退職の申し出をしたところ「あぁそう。わかった」とあっさりした返事

さらには「こっちにも都合ってものがあるからやめるならもっと早く言って」と言われたんです。

私の都合で迷惑をかけてしまったのは本当に申し訳ないと思っています。ですが少しは言葉を選んでほしかったなというのが本音です。

「悔しい」と思いました。
一生懸命働いてきたつもりだったけど何も評価してもらえていなかったこと、何より一人の人間として扱っていないような態度がとても悲しかった。

他の幼稚園や保育園もこんな感じなのかなと思うと、保育職はやりたくないと思うようになっていきました。

子どもは好きだけど、職場環境のせいで子どもを嫌いになるのが嫌だったんです。

退職後の話

現在は幼稚園教諭を辞め保育職から離れています。

今後、もしかしたら保育職に戻るかもしれませんが今現在は戻ることは全く考えていません。

1年目や2年目で辞めると「責任感がない」「根気がない」と言う人もいますが、辞めたことは後悔していません。

ただ、休職する前に早く辞めておけば、関わる人みんなに迷惑をかけることもなかったし辛い思いをしなくて済んだかもしれないと思うとその部分で後悔しています。

自分が限界のサインを出していたにもかかわらず、自分で気づくことが出来なかった。

今思うと、自分で自分のことを人として扱っていなかったんだなと思います。

さいごに

ハートが書かれたカード読んでくださっているあなたの現状はどうでしょうか?

あなたにはできれば私のようになってほしくありません。

私のように限界がきて強制終了してしまう前に、一度立ち止まって自分のことを考える時間を持ってほしいなと思います。

「あなたがやっている仕事を代われる人」はいますが、「あなた自身の代わり」になれる人はいないので。

ツライ時は、一人で思い悩む前に家族や周りの友人に相談してみてくださいね。

あなたが今後新しい仕事をする時、保育の仕事が人生の選択肢からなくなっていないといいなと心から願っています。